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ヌッフデュパプのボス・ブログ

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2006年 09月 22日

第59回 ZOO!ドメーヌ・ルロワ2004年 

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2004年のドメーヌ・ルロワに何が起きたのか? マダムの怨念を注入した
キラ星のごとき1級、特級のワインを全て格下げ!ブレンドして村名格4種
とACブルに仕立て直すという前代未聞の’04シリーズをホリゾンタルで!
飲もうと言う、 これは快挙なのか 愚行なのか はたまた蛮行か・・

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Domaine Leroy Bourgogne Rouge No.6073 / 16200
なんと特級のクロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・ヴージョがサヴィニーやポマールと
共にブレンドされたというまさに史上最強のACブル!価格的にも1万円
越えを達成!特級をブレンドといってもどんな割合で?と思いますよね、
それについてはこちらのブログで検証されております(すんげ。)

さてこのACブルのお味はと・・・ 少しにごりの感じる(ドミニク・ローラン系)
はんなり淡めのルビー。香りの印象はクロ・ド・ラ・ロッシュの引き締まった
果実味、硬いミネラルを連想させます。ブレンドの明細を見ながら味わうと
フシギにそれらの味わいが入れ替わり現れてくるようで楽しくなるネ!
ミネラリなコート・ド・ニュイの香りで始まったのに 最後の余韻はコート・
ド・ボーヌのなめらかな苺風味! ACブルだというのにいきなり揺さぶられて、冷静さを失いかけますね。

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Domaine Leroy Nuits St George No.2388/ 7857
マダムによって選び抜かれたNSGはヴォーヌロマネ側の区画ばかり、
特にオー・ブードやバ・デ・コンブなどマルコンソールやショームと隣接し
たものが特徴を決めているようです。

赤い果実の盛り合わせ、ACブルとは一転して輝きのあるルビーの液体は
含んでも 一粒一粒磨きこまれ、点検され、念を籠められた果実が妖しさ
を放っているようです。ヴォーヌロマネからNSGへとグラデーションを成す
後半部分は見事な仕立てっぷり!樽も控えめで、薄化粧。アンリジャイエ
の ’91 NSG のことを思い出したばかりなので、どうしても重ねてしまう
のですが、果実の純粋さの点ではこの両者、かなりトレースする部分を
感じます。 きっと、かなり撰果したんでしょうね。 労作に拍手☆

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Domaine Leroy Chambolle Musigny No.1231/ 3313
来ました!なんたってミュジニィのブレンドされた村名格のシャンボール!
濃密な黒味がかったルビー色!鼻先でふわりと細粒化された果実味が
薄いヴェールのようにひるがえる・・ ぬ~~シャンボールだ~!!
このシルキーのスケスケ感がセクシーです。含んでも実にソフトに舌上に
ランディングしてきます ですが、ここからが真骨頂!味わいが伸びる!
伸びるほどにしなやかな骨格が現れてきて、ミュジニィのニュアンスが!
なんとありがたい展開なんでしょう!このスペックは毎年造って欲しい☆

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Domaine Leroy Gevrey Chambertin No.1814/ 5440
あ”~、鼻毛が焦げる!マダムの樽はホントうまい!このディープ・ロースト
な樽にマウントしたのは高馬力のジュヴシャン!シャンベルタンにラトリシ
エールですから、怖いもんナシ状態でブン回してます~!でもやっぱり
エレガントなお育ちは隠せないんです。オーラが、後光が、見えてます☆
最後までワルになりきれないとこが’04年の限界でもあるんですかネ

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Domaine Leroy Vosne Romanee
imported by TAKASHIMAYA No.446/ 20405
imported by Orveaux No.5997/20405

今回はちょっと贅沢な実験を!ドメーヌ・ルロワといえば高島屋の資本が
入っているため、高島屋ラベルとその他の輸入業者によるものとの品質
の差が議論となります。今回のシリーズはオルヴォーという輸入業者の
荷物でしたので、高島屋ラベルのヴォーヌ・ロマネを購入して比較するこ
とにしました。 どちらもドメーヌ・ルロワのワインに変わりは無いのですが
株主である高島屋扱いのボトルに良いキュヴェを詰めるというのも考え方
によっては当たり前のこと。 ラベル上では高島屋扱いのボトルはシリアル
ナンバーが圧倒的に若いです。

なんたってこの村名格のヴォーヌ・ロマネには ロマネ・サンヴィヴァン、
リシュブール、ボーモンにブリュレ!そう、ブルキチには垂涎のクリマが
ブレンドされているんですから。 果実の張り、酸味のレベル、ミネラル
の複雑さ 申し分なく、ヴォーヌロマネの万華鏡となってます!

それではこの2つのサンプルの差はというと 店長☆は感じておりました。
オルヴォーラベルの液体は 果実味の純度が高く、クリアーで、酸味の
張り、高く歌い上げるソプラノのような響きがありました。 高島屋ラベルの
方は、微妙に黒味がかり、味わいにはエキス分の濃さ、タンニン分等が
一回り余計にセッティングされているようでした。

例えれば、マグナムボトルの上半身と下半身の違い とでも言いますか。
上澄みとオリがらみ の違いでしょうか。 確かに違いは存在しました。

今回、どちらも美味しく飲めましたし、ダメージを感じ取ったわけでもない。
違いを探し続ければ、じゃあ高島屋ラベルの中でさらに0番~99番と 
100番台 200番台では違うのか? とかね。 果てしない。

ブルゴーニュの特別なお育ちのワインともなれば較べられ、論じられる。
コレもまたワインとしての運命かも。 人生を楽しく送りたいなら目の前の
液体を楽しめれば良いんだ! ・・・・・ でも好奇心には勝てないよね。
ついついスケベ心でやらかしちゃう☆  多摩川育ちはお品に欠けるワ。

by takupape4 | 2006-09-22 15:44


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