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ヌッフデュパプのボス・ブログ

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2010年 09月 06日

県北のホップ収穫を見学!

春先にはホップの新芽を天ぷらにして
大コーフンしておりましたヌッフでしたが、

新芽を見たらね、成長した姿も見なければ!

軽米町にあります「岩手県北ホップ農業協同組合」さんの

加工場と ホップ畑の収穫を見学してまいりやした!

県北のホップ収穫を見学!_b0096052_234236.jpg

雨上がりで一層鮮やかな濃緑色に飲み込まれたかのような
二戸~軽米町の道のりを経て

到着しましたホップ加工場!

わが愛すべき10名のスタッフとともに今日も現場研修!


畑で収穫されたホップはダイレクトに加工場へ!

バタバタとものすごい音を立てる機械にかけられて
ホップの花と葉が蔓から外されていきます!

ラインから滝のように溢れてくる緑色のホップは実に美しい!

工場の中はホップのフレッシュでハイトーンな香りで充満しています


このラインは選果台へと続き、ラインの両側に陣取った熟練に

手際良く葉や茎が除かれ、乾燥室へと流れていきます。



乾燥室は60度、まるでサウナのような熱気です。

乾燥室でゆっくり、4~6時間かけて乾燥させます。

「低温で長時間」が品質の決め手! なんでも同じなんだ・・


乾燥させたホップは粉砕され、「ペレット」状に圧縮されます。

小指の先ほどのペレットはホップの花 50個分相当

この一粒で中瓶1ケース位のビールを賄えるのだそうだ。


ペレットは2kgづつに袋詰め、真空にしてパッキング。

県北のホップ収穫を見学!_b0096052_23345855.jpg

このように段ボールに詰められて、各地のビール工場へ送られる。

ラベルにあるように、このホップは10月下旬発売の

「サッポロ黒ラベル 東北ホップ100%」

に使われるのである! これは楽しみ!

フィールドワーク主義のヌッフとしてはこのホップがビールになる過程も追いかけなければ! 10月の仙台工場に行きたくなってきた!!

この加工場から発送されるホップは厳正なラボ検査を受け、

パスしたモノのみビールとなることが許される!


トレーサビリティのためロット管理されており、不合格品は廃棄の運命に。


そのため、栽培農家の品質管理は真剣そのものなのです。

日本のビール各社の中でも格段に厳しいサッポロの基準を満たすこのホップたちこそ、真の国産ホップと言えるのでしょう。


もっともっと声を大にして発表しようよ!
ドラマ仕立てのCMだけじゃない! ビールの真実を!

ホップにかける情熱を叩き込まれたのち、いよいよ畑へ!

高さ6mに張り渡されたワイヤーに縦糸をたらして、ホップの蔓を伝わせてあります。この農協ではトウモロコシ由来の生分解性の縦糸を使うことにより、収穫の効率を高めるとともに

環境への配慮もなされているのです・・まさに見えないところまで

もっともっと発表しなければ!
ゴクゴクと音を立てて飲むシーンだけじゃなく。

真摯に向き合う農家さんが、美味しいビール支えていることを!

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ホップの球花。なんと美しい緑なんでしょう!
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このホップの花を割ると中には黄色い物質が!

この花粉のように見える樹脂成分がルプリン。

これが、あのツーンと来る香りの正体でありホップの品質を決めます!
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組合長を囲んで記念写真。

なかなか見る機会のないホップ畑! 念願かないました。

ホップなんて、ほとんど野生に近い状態でワサワサ出来るんでしょ?

・・的な「認識の甘さ」を爽快にひっくり返していただきました!


有難うございました。 さらに真面目にビールを売っていきます!

岩手の県北って 凄い。

by takupape4 | 2010-09-06 23:08 | ヌッフの研修活動


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