「北海道・東北 倍の雨量」なんて見出しが今朝の新聞に!
7月の日照時間が平年の6割だなんてショッキングな記事も・・
大事なコメや葡萄の出来が心配になるニュースです。
そんな雨が一方で恵みの雨となる・・ 山のキノコです!

「拓郎さん、アカヤマドリが採れました!」
定男さんの誇らしげな電話の声に小躍りしながら階段駆け降りて!
日活ビルの脇道に停めた定男さんのワゴンのドアを開けると
大きな笊に目いっぱいのアカヤマドリが、どか~~んと大量!
「ギャ~~ なんじゃこりゃ、すごいッスね!!!」
ブワ~ンと濃厚な香りが、車中に満ち満ちて!鼻毛も大満足!
「すごいでしょ、日本のポルチーニです!」

アカヤマドリタケ
信州辺りでは「アカテング」などと呼ばれる大型のイグチ科のキノコで、松山や松混じりの雑木林に発生する、初夏から秋にかけての食菌 とのことです。
この近い種に「ヤマドリタケモドキ」というのがあって、こちらがいわゆる、イタリアでポルチーニ、フランスでセップと呼ばれるものに相当するのだとか。
アカヤマドリは色が赤いだけで、香りや食感はまさにポルチーニ!
軸は少々モサつきますが、傘の部分はねっとりと官能的です!

ヌッフではこんな感じにソテーします!
オリーブオイルで炒めて、上がりにパセリを放って、バターを僅かに!
香り最高!味抜群!夏のキノコを是非!!

タマゴダケ
名前の如く、こんな繭状の殻を破って発生するなんとも面白い生態のキノコ!
毒々しい色のキノコはヤバイ!という概念を裏切ってくれるきのこ。