ヌッフデュパプのボス・ブログ

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カテゴリ:≪Wine コラム≫( 3 )


2008年 10月 24日

ボジョレー・ヌーヴォー2008年

10月も終盤、そろそろヌーヴォーの情報が気になります!
2006年ヴィンテージからリリースされてます、ルー・デュモンの仲田さんからのヌーヴォー情報を載せます。
ご存知のとおり、仲田さんはルー・デュモンを興すまでは「モメサン」に勤めてらしたことからボジョレーの畑の状況にも精通してました。そんなことから彼の造るヌーヴォーは毎年その解釈を楽しみにしているヌーヴォーワインの一つです!

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ルー・デュモンのヌーヴォー、3年目のリリースです。
畑は昨年と同じSaint Vérand村近郊の、樹齢70~80年の計18の古樹単一区画群。
「ガメイは、完璧に完熟させてはじめて、その真価を発揮します。そのためにはどうしてもヴィエイユ・ヴィーニュでなければなりません」が仲田さんの信念。
 しかも標高が400mと高く、「熟成がゆっくり進みます。開花時期から予想される今年の収穫時期は9月5日頃ですが、僕は9月15日頃まで待つつもりです」。
「今年は、開花時の気温が低かったため1房あたりの葡萄の粒数が少なく、収穫量は例年より減ることが予想されます。また、小粒(ミルランデ)の葡萄が目立ち、
現時点では素晴らしいワインになる予感がいたします」(7月中旬時点)。
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樹齢70~80年のVV。シスト表土で花崗岩質と砂質土壌。収量50hl/ha。実質ビオのリュット・レゾネ。手摘み収穫時、運搬前、発酵前の3回選果。
セメントタンクにて天然酵母のみで6日間のMC後、空気圧式プレス。30%をニエーブルの森産ベルトランジュ社製樽で3週間熟成(新樽約30%)。
澱引き時に粗目の珪藻土フィルターを使用。瓶詰め時はノンフィルター。瓶詰め時に、最小限のSO2を添加。

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↑8月25日時点のブドウの写真です(房にはまだロゼ玉も見られます)
8月の天候は芳しくありませんでした。昨年と同様に冷夏で、朝は平均12~13度、日中も22~23度程度です。
また雨がちで、2~3日に1度は雨が降っております。

なぜか雨が降った翌日は、温度が27~28度に上がることが多く、そのためミルデュー(ベト病)などの病気も多くなっています。

ただ、私達の区画に関しては水捌けのよい土壌が多く、また高台に位置しているため風が強く、今のところ病気はほとんどありません。
冷夏のため収穫は遅めになりそうで、一般的には9月10日頃開始予定です。しかし私は完熟を待って、9月20~25日頃に開始したく思っています。

今年の私達のキュヴェのキーワードは、「選別」でしょうか。
とにかく良いぶどうの選別 を徹底したいと思います。

私達の区画からは、通常35000本程度のワインを造ることができるのですが、ぶどうの選別を徹底し、(日本からのご注文数にもよりますが)、最大でも24000本までしか造りません。

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2008年は実のところ、いい情報が聞こえてきません・・
春から夏が涼しく、べト病や結実不良によるミルランダージュなど
収穫の少なさが懸念されていた中、8月には雹を含む嵐に襲われました。
この雹害は局地的に深刻なダメージを与えたようです・・ 皮肉にも、大手の畑が広がる平地にではなく、クリュ・ボジョレー地区が相当な被害を受けた様子。
(サンタムールでは80~90%! ジュリエナで70%)
雹で直接果実に損傷がなくても、果実に養分を供給するための葉が傷ついてしまうと、完熟には至らなくなってしまうのだそうです・・
場所によっては今年の造りをあきらめてしまったドメーヌもあるとか・・
モルゴンは軽微ですんだようです

さて、ここからが肝心ですが、このように自然状況が厳しい年は、いや、そういう年こそ造り手の「腕」の見せ所です!
仲田さんも「選別」をポイントにしていたように「選別」の差が明確になる2008年と言えるでしょう!
毎年、ヌッフに美味しいヌーヴォーを届けてくれるあの造り手のワイン、今年はどんな仕上がりを見せるでしょうか!真の「匠」は誰なのか!
いや、ワクワクしてきました! 

by takupape4 | 2008-10-24 21:30 | ≪Wine コラム≫
2008年 09月 27日

巨星堕つ・・・ ダギュノーさん早いでしょ・・

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いや、オドロキました・・じゃじゃじゃ!
この間、堀尾さんのライブが終わったあとに
「あ!いけね、昨日・・ アンリ・ジャイエの命日だった」
(ま、だからクロ・パラ飲むかって 訳じゃないけど・・忘れちゃダメ)
などと思っていたのに・・ 今年はダギュノーさん

今日(いや、昨日)僕チンの東京行きを台無しにしてくれた、
でもとーても大切なお客様が来るなり

「おい、ダギュノー亡くなったってよ シレックス?」

なんてかますから、どーせウソだと(すいません)思ってたんです
ついさっきヨミウリオンライン見たら本当だった・・・
憧れの造り手だった・・ ディディエ・ダギュノー

ロワールの野性児ディディエ・ダグノーが事故死

1956年生まれだから、まだまだ早い、早すぎる・・・

写真のシレックスは1998・・ これもまだまだ早いか・・ 。

ご冥福を、祈ります。

by takupape4 | 2008-09-27 01:55 | ≪Wine コラム≫
2007年 06月 08日

だから ブショネ はイヤなのよね・・ ブショネ考察 1

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どんなに頑張ってもうまく行かない時ってありますよね・・
そんな時こそワインの力を借りて、明日のためにリフレッシュ!

この夜も、そんな願いを籠めながらルーミエのACブル’04を・・
彼の作品がどんだけ希少で、値段が・・ なんてことは置いといて
ルーミエ独特の鮮烈でしなやかな果実味で一日を〆ようと・・

なのに、 なんてこった・・

グラスの香を嗅いで、ふとカジ君と目が合うと 
「店長・・ 」
「そうだね・・」
悲しいことに、ルーミエの宝石のようなフルーツ香は無惨にも、あのいまいましいブショネの香り・・ 店長的には、 「 湿った段ボールの香り 」
(店長、百貨店時代に「お中元ギフト配送センター」にもよく派遣されてましたのでこの手の香りは体が覚えてます・・)

いや、もしかして「飛ぶかも・・」という淡い期待を抱き、基本動作
「右50回」「左50回」・・・ それもう1セット! ・・ もういっちょ!

「店長・・ 」
「あ~、温度が上がってきたらますます臭いじゃんか~~」

長~~い溜息ついて、その夜はあきらめましたよ。
胸クソの悪い気分のままふて寝して・・ 翌日リベンジ!

2本目は出会えました! ルーミエらしいフルーツ香に!
スミレやバラのニュアンスもあり、クロード・デュガを思わせるような
凛とした姿のACブル! こうこなくちゃ困るんです・・
悪夢再びかとドキドキしていましたのでよけいにウマイ。

でもな~。なんか納得いかないんですよね、ブショネは。
ワインの液体(中身)についてはここまで技術も設備も進化してるのに、なんでパッケージというか「クロージャー(栓)」についてはこの有り様なんだろうか・・ まだACブルだからこうしてブログネタで笑ってますけど、これがン万円とか、アンリ・ジャイエのワインがブショネだったら、笑うどころかマジギレしそうです。 「コルク栓」である以上、どのボトルも等しくリスクを抱えてるんだから・・・ 

実は、NZ研修の際にも楠田さんと「ブショネ」についてディスカッションして来ました。なんたってNZは現在、「スクリュー・キャップ」普及率は世界一ですからね・・ 研究は進んでます。
その辺りはまた研修報告とともに書いてみたいと思います! 

by takupape4 | 2007-06-08 16:42 | ≪Wine コラム≫