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2008年 10月 21日

五枚橋ワイナリーでヴァンダンジャーとなる!

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10月18日、見事な快晴の日、朝8時から集合したヴァンダンジャー達!盛岡市門(かど)にある五枚橋ワイナリー。今日はメルローの収穫日!!
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北上川を望む日当たりのよい斜面、標高150m位に位置する畑、
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周囲には周囲にはリンゴ畑が点在し、10月下旬とは思えないような陽を浴びていました。この五枚橋さんの畑も以前はリンゴ畑だったそうです。
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僅か約0.2haの面積に計620本の葡萄(メルロー400本、カベルネ200本、シャルドネ20本)が植えられている。垣根作り、樹間60cmという密植の畑は2002年に始まり、6年が経ち、すでに欧州の葡萄畑を直感させる様な風格が漂い始めている。
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丹精込められて育てられ、実を結んだメルロー。房全体も小さく、粒も小さめと本格ワイン造りを念頭に置いた剪定や摘果など、これまでの果てしない作業が結実しています。
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灰カビ病などの予防のためのボルドー液で真っ白になったメルローの房。健全な原料(ブドウ)の確保のため、徹底した対策が求められます。後でわかるのですが、極力So2を抑えることができるのもこの作業にあるのです。また、五枚橋さんらしい繊細で徹底した一面でもあり、こういう一つ一つがワインの味わいや性格を決めて行くのでしょう。
(ボルドー液は天然成分で、農薬にはカウントされません)
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熟していそうな果実を絞り、マイ糖度計で計測してびっくり!「22.3度」をたたき出しています!食べても甘味が強く、健全な実は健全な酸を抱えています!
・・破砕後の果汁で正確に計測すると「23度」を超えていましたし!五枚橋さんは「24度」を狙っていたことを知り、もっとびっくり!・・
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しかし、自然っちゅうのは本当に厳しい・・。
(この秋、何を思い立ったか、憑かれたようにワイナリーや畑を回り、土や木を触り、出会った方にお話を伺ってみて、素人の身にも、一番に強く感じたことであります。)
この五枚橋さんの畑にも難しい問題がありました。一見、健全に見えるのですが、房を手に取り、よく眺めてみると、果梗が枯れてしまい、そのためその先の果実に栄養が供給されず、果実が張りを失い、萎びてしまっているものがかなりある。
これを徹底して外しながら収穫するようにとの指示のもとに作業を進めるのですが、斜面の位置により、樹により、程度の差はありますが、メルローの畝、ほぼ全体においてその症状が見られ、目が慣れるにつれてその惨状は深さを増していく・・ 
収穫のスピードはがっくりと落ち、一本一本の木の前に腰を下ろし、うなだれながら劣化した実をはじいていく・・ 
健全な房ばかりの樹では実に楽しく、そのスピードもモチベーションも上がるのだが・・ 
例年なら2時間ほどで終わるらしいこの作業に、たっぷり4時間を取られ、あげくその収穫は前年の2/3という結果だった。
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量的には満足のいかないものであったが、これだけ選果したことによる品質については誇らしさを覚えるものでした!計量を終えて、ワイナリーへと丘を下り、次の段階へ!
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ほぼ15キロ入ったカゴが42箱。600キロの収穫。カゴの脇には一緒に収穫に参加されたヒデさんです。五枚橋のワインはヒデさんのような愛好家の方たちに支えられているんですね。素晴らしい。 うらやましいことです。
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さあ、収穫してきたし、後はサクサクつぶして・・なんて思ったら大間違い!
ここからが本番!お昼をいただいたテーブルに、ザバッとブドウを広げて、一粒一粒、手で除梗です!さらに萎びたり、腐れたり、カラカラなものをはじきながら・・
慣れない最初は時間がかかります・・ 微妙なもの、ロゼ色のもの、判別つきがたいものは食べて!食べて!しばらく食べていくと慣れてきて、親指でつまんだ感触で判断できるように!
やっとこ一カゴ終わると「はい、どんどん!」とマダムが次のカゴを・・ 
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黙々・・むつむつと作業は続きます・・ ポカポカの陽射しに背中を暖められて・・ 知らぬ間に目蓋が重く・・ いや、そんなことはありません!!
世界一のワインを造るんじゃ~!とお目目を開いて、カビはないか!クモが入らないか!親指に神経を集中して!鼻も利かせて、すっぱいのは無いか!と選果しまくりです!
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さて、黙々作業を2時間くらい頑張るとある程度の果実が溜まるので破砕機にかけます。破砕機といっても自醸ワイナリーにあるような立派な「機械」ではなく、写真のとおり、手動で動かす「道具」です。それも1回では破砕しきれず、2回、場合によっては3回がけです・・
この破砕の工程の後、雑菌や悪玉酵母菌の活動を抑えて、培養酵母のスタートを円滑にするためSo2を添加するのですが、 五枚橋ではこのタイミングでのSo2添加は行いません!その必要が無いように健全な実を選別するのだそうです!なるほど。
そんなこんな破砕し終えたら、バケツでくみ出し、ガレージ内のタンクへとバケツリレーで送ります。
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破砕が終わればまた黙々と選果、選果・・ 日も暮れて、ナイター選果!
翌日も同じ作業の繰り返しです!
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さて2日目、今日も頑張ります!最高のワインを造るため、黙々と選果!
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午後になっても頑張ります!
上太田の佐々恵農園の浩之さんと三本柳サンファームの吉田さん!
日ごろ、お世話になっている「畑の達人」両巨頭もご一緒です、五枚橋さんを交えながら、いろんなお話が聞けて(専門用語で聞き返すこともしばしばですが・・)すごい勉強になりました。
いや、現代の農家さんは知識、経験この2つが揃わなければ務まらないですね!お二人ともホント深く広くご存知です!
( ときおりボソボソと悪企みが・・  いや、聞いてないッス!全然!)
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五枚橋さんのワイン造り、 自醸ワイナリー、両者ともまったく違います。
モチロン規模や狙っているワインの姿も違うので当たり前なのですが、今回色々と、見させていただき、触らせていただいて本当に良かったと思います。まだまだ知らないことだらけですね!知らなくても良いこともあるかも知れませんが、五感を使って体に通してみて、何が引っかかって残っていくのか・・ せっかく近い場所で事は起きているので、お手伝いをさせていただきながら感じて行きたいと。
お邪魔だと思いますが、これからもよろしくお願いします!

by takupape4 | 2008-10-21 11:59 | ボス☆ライフ


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