ニナミカ展ー地上の花、天上の色ー を見て来ました。
最初のブースからもうワールドに引き込む仕組みです
原色の洪水、氾濫、横溢・・ 圧倒的に視覚に訴えかけてくるものは
お見事! と言うしかない位、脳内を色で占拠されてしまう・・
花の持つ誘引力、淫猥、透明感を その色彩が雄弁に語り、
生花と造花の区別がつかない位。びっくりした!
展示方法も巧みで、飽きさせず、次への期待を膨らます!
と、なんとも演出に長けた個展だった (血筋?)
ですが・・ 見終わって、じゃ何かポストカードの1枚でも買おうか
と思うと、なぜか印象に残る1枚を確定できない・・
たくさん並べられると何か訴えてくるものがあるのですが
単品を見て行くと、コレ! というものが見えてこない・・
特に芸能人のポートレイトのコーナーは、知らないせいもあってか
ただ通り過ぎてしまった。
なんとも不思議な空虚感で美術館を後にしました。
なんだったんだろう? 最後まで感情移入できなかったんだよね。